テレビ画面は並置混色

 

並置加法混色とは、細かいいくつかの色の点を並べたものを遠くから見ると、いくつかの元の色が混色され、新しい色にみえることをいいます。

中間混色の具体例のひとつであり、並置混色ともいわれています。


並置混色の例その 1 …
カラーテレビやPCディスプレイ

カラーテレビ

私たちの身の周りには、例えば、カラーテレビやパソコンのディスプレイなど、並置混色を応用したものが多くあります。

これらの画面は、青 ( B )、緑 ( G )、赤 ( R ) の極めて細かい画素が規則的配列で敷き詰められています。

画面上で青に表示された領域は、
青 ( B ) の画素のみが光っており、緑 ( G ) と赤 ( R ) の画素は消えています。 同様に、緑に表示されたエリアは緑 ( G ) の画素だけ、赤に表示されたエリアは赤 ( R ) の画素だけが光っています。

また、黄色に表示されたエリアは、
緑 ( G ) と赤 ( R ) の画素が光っており、青 ( B ) の画素は消えています ( Y = G + R )。

同様に、マゼンタ色に表示されたエリアは、
赤 ( R ) と青 ( B ) の画素が光っており、 緑 ( G ) の画素は消えています( M = R + B )。

シアン色のエリアは、
青 ( B ) と緑 ( G ) の画素が光っており、赤 ( R ) の画素は消えています ( C = B + G )。

また、白に表示されたエリアは、
青 ( B )、緑 ( G )、赤 ( R ) の全ての画素が皆光っています( W = B + G + R )。

各画素 ( B 、G 、R ) の発光強度の比率を変えれば、様々な色が作り出せる仕組みになっています。


並置混色の例その 2 … 織物

織物

織物の衣服などの布地で、異なる色の糸を縦糸と横糸にして織り上げた布は、遠くから見ると両者の色が混ざり合った中間の色に見えます。


並置混色の例その 3 … 点描画

カラーテレビ

19世紀に活躍した新印象派の画家、ジョルジュ・スーラ Georges Seurat ( 1859 ~ 1891 ) や ポール・シニヤック Paul Signac ( 1863 ~ 1935 ) が用いた「点描画」という描画手法は、並置混色を絵画に応用したものです。

画面全体に亘って何種類かの細かい色点を敷き詰めて絵を構成し、個々の色点の組合せとそれらの密度を変えることによって中間の色調を作り出しています。

とにかく根気の要る描画法ですね。


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